東京とニューヨーク市場について

東京とニューヨーク、それぞれのマーケットの特徴は全く異なっています。

それぞれの特徴を知っておくと、トレーディングに結構役立つと思いますのでお話ししておきます。

まず東京ですが、ここはドル/円を中心とした実需のマーケットです。

実需とは基本的には、自動車など輸出企業というドル建て代金を円に換えるドルの売り手と、石油会社など輸入企業という輸入代金をドルで支払うために円からドルに交換するドルの買い手から成り立っています。

なので海外から戻ってきたレベルが高ければ、輸出企業が売り、海外から戻ってきたレベルが低ければ、輸入企業が買ってきます。

上がれば売り、下がれば買いという値幅を狭める方向に相場が動きがちです。

一方ニューヨークは、輸出入という実需取引は基軸通貨であるドル建で行なうのが普通ですので、実需の為替取引は基本的に発生しません。

ニューヨークでの為替取引とは、投機か資本取引ということになります。

投機が中心の相場の時は、上下にあるストップロスを狙って上がればさらに買い、下がればさらに売るということをしますので、値幅を広げる方向に相場が動きがちです。

また資本取引が中心となると、一方向にとめどなく買うなり売るなりしますので、やはり動く値幅が大きくなります。

つまり東京では値幅が狭まる方向に、ニューヨークでは値幅が広がる方向に相場が動く傾向があると見ておくと、それぞれのマーケットに合った対応が出来ると思います。

 

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今月は米ドル円、ユーロ円、ポンド円がそれぞれ円高予想レートに到達。

円高ターゲットに到達したことで一旦、下げ止まりといった状況です。

世界の株価、為替の全体的な見通しとしましては、長期的には今年また一段と下落する可能性は高いと思っています。

ですが今年はまだ2カ月も経っておらず、短期間でこれほど大幅に下落しましたから株価も為替も、全体的には一旦は反発するのではないかと見ています。

米ドル円はとりあえず114円台後半~115円近辺。

そのあたりに節目があって、そこを超えると第二の反発メドとしては117円あたり。

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