相場の本質とはフロー

相場の本質を突き詰めて行くとフロー(流れ)なのではないかと思います。

実際のフローがないのに、精神論的に上げだ下げだと言っても気合で短期間に相場が動くことはありますが、長続きはせず無理に売ったり買ったりしたことによる反動のほうが大きくなるものです。

つまり気合だけの相場は、レンジ相場になることが多いと言えます。

それに対してとうとうと流れる大河のように、フローが一方向へ流れていくとトレンド相場となっていきます。

この大河のような流れは投資家による資金移動の一貫であり、投資妙味のある国・地域へ資金が向かうことによっても生じます。

またそれ以上に今資金を置いている国・地域になんらかのリスクが生じて、資金をそのリスクから逃避させようとするために生じることのほうが多いと言えます。

リスクの規模や内容によっては、この一方向のフローがたとえば2001年9月11日の米同時多発テロをきっかけに7~8年にも及んだことも過去にはあります。

なので今の相場を動かしているフローが、短期的な気合の相場によるものかあるいは実際に長期にわたる一方向の相場になる可能性があるのかを、見極めることが大事です。

その時点での相場の構造を把握することにより、レンジ相場ならレンジ相場に対応した守りのトレーディングスタイルに。

トレンド相場であればトレンド相場に対応した攻めのトレーディングスタイルに柔軟に切り替えていくことが大切です。

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今週の見通しですがメインシナリオは、この保ち合いが継続。

つまり、先々週の安値を割れない程度に踏ん張ることが期待されます。

先日の安値を割れない限りは、特に問題はないのですが世界の諸々のリスクを反映して、先日の安値圏を完全に割り込む展開になった場合。

今年度中に105円台へ到達するというリスクシナリオが浮上します。

どちらかというと、保ち合い継続の確率が高いと見ていますが、万が一のリスクシナリオも一応頭に入れておきたいといった状況だと思います。

先週はユーロ円について急落リスクを警告してきました。

予想通り先週はどんどん年初来安値を更新して、125円台まで下がってきました。

今週以降の短期的な見通しとしましては、EUR/USD相場は最大1.09台突入する可能性があり、ユーロ円は引き続き123円~121円前後へ下落する余地があるのではないかと考えます。

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